Urawa Reds Life

浦和レッズのある日常に感謝

ミシャ監督による浦和レッズの戦術とフォーメションその2

以下の記事はミシャ監督による浦和レッズの基本戦術とフォーメションについてまとめたものである。今回の記事はこれの続きになるので、こちらをまだご覧いただいていない方はまず以下のリンク先を読んでいただければ幸いである。

urawa-reds.hatenablog.jp

 

相手チームの守備のしかたによって、必ずしも以前書いたようなフォーメーションで攻撃を組み立てていないので、本記事は追記版をその2として書くもの。今回は主に攻撃時のボールの回し方について。

 

簡単なおさらい

ミシャ監督の戦術では、攻撃時の基本型は以下のようになる。

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ストッパー二人がサイドの高い位置をとって、ボランチ一人がリベロの位置まで下がる。攻撃はこのボランチ1とリベロからスタートする。

この二人の役割は重要である。前線へのパスの供給、時にサイドチェンジの遂行、パスの出しどころがない場合の対応(攻撃組み直し or 自らドリブルで敵陣へ侵入)、被カウンター時の守備対応・・・。

2017年の浦和レッズでこのポジションでプレーしているのは元々ボランチでの活躍が多かった阿部勇樹選手と遠藤航選手。このような多数の難しいタスクをこなさなければいけないという理由があるからであろう。

 

相手チームの守備

相手チームは前述した攻撃の起点である二人を自由にさせない必要がある。最近見られるのはツートップのプレッシャーによって浦和レッズの攻撃組立係2人のプレーを制限するというもの。また、合わせて一列前にいるもう1人のボランチ(柏木選手であることが多い)も自由にさせない守備をすることが多い。

この場合、どう対応するのか。ここでよく出てくるのが次の言葉。

3枚回し

ボランチが最終列まで降りて、リベロと3人でボールを回す。(阿部-遠藤-柏木ラインとなる) これを3枚回しと言うらしい。

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前述したように、ボランチ(阿部)-リベロ(遠藤)の2人に相手チームがツートップでプレスをかけて来た場合、数的同数になってしまいボールを前に運べない。従って前にオープンな選手をつくるためにもう1人のボランチも降りる。

ここからサイドアタックを仕掛ける、というのがミシャ監督の狙いなのかなと推測する。

 

3枚回しで発生する問題

試合を見ていると、3枚回しでも上手くいかないケースが多数見受けられる。特に多いのが以下の流れだと感じている。

  • 縦パスを相手にカットされた時に、中央に誰もいない状況(強烈なカウンターを受けるかも、という恐怖)
  • ボールを持って前を向いているボランチが次の展開を作れない(パスコースがないし、カウンターが怖くてリスクを取れない)
  • 上記二つから攻撃が停滞。相手の守備のプレッシャーに負けてボールを失う

ボランチに柏木選手がいる場合、精度の高い相手ディフェンスラインの裏へのミドル・ロングパスという武器もある、相手としてはやりにくさがあろうかと思う。でもそのポジションに守備の得意な選手(例えば青木選手)が入っていたりすると、攻撃が停滞しがち。

これは青木選手のことを悪く言っているつもりではない。このパターンになった時は限られた選手でしか攻撃が組み立てられなくなってしまうこと、が問題だと思っている。

 

カウンターのリスクが高すぎて縦パスが入れられない、という思考回路になってしまう、というのがこのフォーメーションの弱点だと勝手に思っていて、相手が2トップでも基本陣形は変えずにGKを使いながらうまくかわせないものか、と勝手に思案している。

 

以前甲府戦で以下のフォーメーションを試していたけど、このような3枚回しもカウンター対策には有効なんじゃないかと思われる。ミシャ監督はあまりこれをやらないので何か弱点があるのかもしれない。

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2017年、浦和は失点数の多さに苦しんでいる。カウンターから失点するケースも多いので、なんとか対策をとってほしいなと切に願う。

選手だって絶対に勝ちたいに決まっている。失点は誰だって0にしたい。負けたら数万人のサポーターからブーイングを受けるかもしれないのだ、そんなの絶対の嫌だ。。。

 

ミシャ監督は新しいことにチャレンジしていく監督。実は何か新しい案を考えているのかもしれない、浦和レッズ勝利のために。

それを僕は勝手に楽しみにしてます。